2011年3月13日(日)「しんぶん赤旗」

物資配布・情報周知を

茨城・水戸 塩川議員ら市に要請


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(写真)住民から被害の状況や要望を聞く塩川議員(中央)=12日、茨城県水戸市

 日本共産党の塩川鉄也衆院議員は12日、東北地方太平洋沖地震で震度6弱を観測した茨城県水戸市を中心に、現場に入りました。塩川氏は現地の党組織に「被災した住民の声を直接聞き、行政や政府に伝えることに取り組むことが大事です。私も全力をあげます」と呼びかけました。

 塩川氏は、同市の党茨城県委員会を訪問。固定電話や携帯電話がつながらず各地に連絡が取れない状況のため、田谷武夫県委員長とともに党水戸市議の自宅や党地区委員会を訪ね、住民の声を聞きながら市内を車で回りました。

 市内各地の住民からは、▽赤ちゃんのミルク用からトイレの流し水まで生活用水が圧倒的に足りない▽市が避難場所や給水場所、電気・水の復旧の見通しなどの情報を十分に知らせていない▽屋根瓦の破損が激しく雨漏りの危険がある家屋が多数ある―などの声がよせられました。

 塩川氏や党市議、党県議らはその後、十分な水・物資の確保、独居老人などの弱者への物資配布、ホームページや広報車を使った情報の周知徹底を行うよう市に申し入れました。

 塩川氏は夕方、北上して同県日立市入り。徐々に復旧の動きを見せていた水戸市に比べ、日立市は依然、電気、水、携帯電話の電波が不通で、真っ暗闇のなか、津波による床上浸水の被害を受けた住民から話を聞きました。





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