2011年3月13日(日)「しんぶん赤旗」
岩手副知事らを見舞い
高橋議員ら被災状況聞く
日本共産党の高橋ちづ子衆院議員は12日、青森県から岩手県入りし、岩手県庁で宮館壽喜副知事を見舞い、被害や復旧状況などを聞きました。
宮館副知事は「被害は大変な状況だ。大船渡や陸前高田などは高い建物しか残らないくらいだ。もう一回、一から街づくりをしなければならないくらいになってしまっている」と述べ、「いま求められているのは食料と暖房・燃料だ。すでに自衛隊などが現地に入り、救出・復旧作業を始めている。必要な物資もトラックなどで運び、ヘリコプターも他県から20機、30機と入ってきている。やれることは、すべてやらなくてはいけない」と語りました。
高橋議員はこの後、対策本部で小山雄士防災室長から事情を聞き激励。「いま被害者の救出に全力をあげることが求められている。要望を国会に持ち帰り、救出・復興対策に全力をあげるよう力をつくす」と話しました。
日本共産党県対策本部長の菅原則勝氏(県委員長)、西山剛同事務局長、斉藤信県議も同行しました。
青森でも
11日発生した巨大地震で、青森県では12日午前の段階で死者2人、行方不明者3人、負傷者59人となったほか、八戸市の館鼻漁港などでは、津波が押し寄せ、多数の車や漁船が岸壁に打ち上げられるなど、大きな被害がでました。
日本共産党の高橋ちづ子衆院議員と吉俣洋党県書記長は12日午前、県庁、青森市役所に出向き、県庁では蝦名武副知事に会い、見舞うとともに被害状況などを聞きました。
高橋議員はこの後、深刻な被害がでている岩手県に向かいました。
八戸市では、多くの市民が避難所に避難。畑中哲雄、松田勝両市議は12日、それぞれ避難所を回りました。
松田市議は、小中野中学校、江陽小学校、同中学校の避難所で、住民や担当職員から、要望などを聞きました。
このうち、1300人が避難していた小中野中学校体育館では、昼のため一時自宅に帰っていた市民もあり、訪問した時は約500人の市民がいました。
市民、職員は、「まだ電気が止まっており、食事と暖房が大変だ」などと話していました。
■関連キーワード