2011年3月13日(日)「しんぶん赤旗」
命救え 共産党全力
水・毛布がほしい
福島・いわき 紙・大門議員現地入り
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日本共産党の紙智子、大門実紀史両参院議員は12日、福島県いわき市小名浜に入りました。東京を早朝に出発し、8時間かけて到着。被害状況を調べるとともに避難所などで被災者から要望を聞きました。
小名浜港では、港湾を周回する道路に乗用車が散乱し、工事用のコンクリート片が行く手を阻み、漁船が打ち上げられた状況を確認。商店街で片付けをしていた年配の男性は津波が膝の高さまで迫る中で避難した状況を説明しました。大門氏が「一番困っていることはなんですか」と声をかけると「水をもらうこと。もらいにいっても6時間かかる」と答えました。
その後、両氏は一時500人が避難していた小名浜第2小学校を訪問しました。滝英長校長から状況の説明と要望を聞きました。滝校長は「トイレ用にプールの水で対応している。早く水を回復してほしい」と求めました。防寒用の毛布なども不足しているといいました。
親子で避難してきた男性(45)と母親(74)からも話を聞きました。男性は津波で家が傾き、帰れない状況を訴えました。紙氏は「安心して入れる場所がないと困りますね」と声をかけ、政府に要望を伝えることを約束しました。
両氏は、いわき市にある党事務所を訪れ、激励。震度5強を記録した同県郡山市に向かいました。