2011年3月11日(金)「しんぶん赤旗」
小池氏がビジョン
住んで幸せといえる東京
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「革新都政をつくる会」の小池あきら東京都知事予定候補は10日、都知事選の公約「新しい福祉都市・小池ビジョン」を発表しました。
都庁内で会見した小池氏は、石原都政が都民のくらし・福祉を守る自治体の役割を次つぎ投げ捨てたと指摘して、「都知事選の最大の争点は12年間の石原都政のあり方を引き継ぐのか、変えるのかだ。『ここに住んで幸せだ』といえる東京をみんなでつくりたい」と述べました。
ビジョンの大きな柱は、「チェンジ!石原都政」です。「巨大開発都市・東京」から、「新しい福祉都市・東京」への転換を打ち出しています。
予算編成では税金のムダづかいをやめて不要不急の大型開発を見直し、福祉・くらしを優先します。4000億円のオリンピック開催準備基金を含め1兆円以上の基金・積立金を都民のために有効活用します。新銀行東京や築地市場の移転など石原慎太郎知事がトップダウンで進めた施策や、高すぎる知事の報酬や退職金、海外出張費用などを見直すとしています。
「日の丸・君が代」強制の中止、米軍横田基地の返還、東京大空襲などを語り継ぐ「東京都平和祈念館」の建設促進など憲法を都政に生かすことを強調。憲法9条と25条が光り輝く東京を掲げています。
「都民の立場に立てば、東京都はこれだけの仕事ができるのです」と、一般会計の4%程度(2500億円)で実現可能な13施策を、必要な予算もあわせて具体的に提示しています。
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