2011年3月4日(金)「しんぶん赤旗」
賃上げで景気回復を
全労連など 春闘勝利へ中央行動
「すべての労働者の賃上げを」―。ヤマ場を迎えている2011年春闘の勝利と、全国一律最低賃金千円の実現、公務員の賃下げ反対など要求実現をめざして、全労連、国民春闘共闘委員会は3日、中央行動に取り組みました。国会や東京・霞が関を中心に都内各地で集会や宣伝、国会議員要請、銀座デモなど、早朝から行動を繰り広げました。
|
正午から行われた人事院・厚生労働省前要求行動には1800人が参加。国民春闘共闘の大黒作治代表幹事(全労連議長)は、大企業が244兆円もの内部留保をため込んでも国民生活はよくならないとして、賃上げで内需主導の景気回復をと訴えました。日本航空、社保庁の不当解雇にふれて、国や財界による解雇自由化は許されない、と批判しました。
生協労連や東京医労連、建交労、国公労連、京都自治労連など各労組の代表が決意を表明しました。
日航不当解雇撤回裁判原告団の代表らが連帯あいさつし、「パイロットとして安全な空の旅をお届けしたい」とのべ、支援を訴えました。日本共産党の高橋ちづ子衆院議員があいさつしました。
総務省前では、人事院勧告を超える公務員給与の切り下げ法案に反対して、全労連公務部会、公務労組連絡会が初めて包囲・座り込み行動を実施。公務部会の山口隆議長は、「人事院勧告を超える賃下げという前代未聞の暴挙を許すわけにはいかない」とのべました。
また、自交総連が明治公園で集会を開催し、1000人が参加したのをはじめ、日本医労連や建交労などが、各地で行動しました。
■関連キーワード