2011年3月1日(火)「しんぶん赤旗」

政治の閉塞 どう打開

全国革新懇が代表世話人会


 全国革新懇は28日、東京都内で代表世話人会を開き、情勢と革新懇運動などを議論しました。日本共産党の志位和夫委員長が出席しました。

 情勢問題では、いまの政治の閉塞(へいそく)状況をどうとらえ、打開するかが議論されました。自民党政治が危機に直面するたび、「非自民政権」や「二大政党づくり」など、延命シナリオが財界主導で書かれてきたものの、いまやシナリオを書く力もなくなるほど支配勢力が行き詰まっていること、そのもとで全国革新懇の「三つの共同目標」こそ国民各層のたたかいを結集し、打開の展望を示す旗印であることが強調されました。

 いっせい地方選や「地域新党」などをめぐる情勢も議論され、東京都知事選では小池あきら候補への期待が都民の切実な要求と結びついて各分野で広がっていることが報告されました。また、「地域主権改革」を掲げる橋下大阪府政、「減税」をアピールする河村名古屋市政の実態が、自治体、住民の暮らしを破壊し、大型開発に財政を注ぎこむものであることが詳細に分析されました。

 各地の革新懇運動の取り組みでは、国保料引き下げ、日航問題など幅広い運動が行われ、なかでも環太平洋連携協定(TPP)問題では、北海道から九州まで学習会やシンポジウム、JA役員との懇談など多彩な取り組みが行われていることが報告されました。2月にTPP断固阻止県民大会を開いた鳥取県では、共催団体に県革新懇も参加しています。

 代表世話人会では、革新懇九州ブロック交流会を10月15日に佐賀県で開くことを決めました。





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