2011年2月26日(土)「しんぶん赤旗」
28日採決、民主単独で決定
11年度予算案 7野党が抗議
衆院予算委員会理事会で25日、自民、公明両党が欠席するなか、28日に2011年度予算案の締めくくり質疑と採決を行うことを中井洽予算委員長が職権で決めました。
また、衆院議院運営委員会でも、野党が反対するなか川端達夫委員長が職権で28日に予算案を採決するために本会議を開催すると決定しました。
これに対して日本共産党など7野党は国会対策委員長会談を開き対応を協議。その後、衆院の横路孝弘議長に与野党合意で日程を決めるよう与党に指導することを求めました。横路議長は「28日も予算委員会の理事会が開かれるので、そこでよく話し合ってほしい」と発言。日本共産党の穀田恵二国対委員長は「与党側の一方的な国会運営は認められない」と主張し、与党にもよく話し合うよう求めるべきだと述べました。
与党の一方的な採決日程の決定に対して自民、公明などは25日午後の衆院予算委分科会を欠席。日本共産党は質疑のなかで与党の一方的な運営を厳しく抗議しました。
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