2011年2月24日(木)「しんぶん赤旗」
社会保障削減・大企業に減税 庶民にツケ回しとんでもない
消費税増税許さない正念場
各界連が緊急アピール
消費税廃止各界連絡会は、全国的な定例宣伝が行われる24日を前に、「いまが消費税の大増税を許さないたたかいの正念場―すべての各界連が草の根から広範な行動を強めよう!」との緊急のアピールを出しました。
アピールは、「社会保障は削り、大企業や大資産家には減税、そのツケを消費税増税で庶民にまわすなど、とんでもありません」と強調。菅内閣が6月までに増税のための具体案をたくらみ、自民党も増税を強調し、マスコミもあおっていることを告発し、増税案を出させないために、いまの局面でのたたかいが重要であると訴えています。
消費税増税の大キャンペーンのもとでも、増税反対と賛成の世論は拮抗(きっこう)しており、今年に入ってから各地でこれまでにない署名が集まっていること、広範な団体・組織からも懸念の声が上がっていることを紹介。国民を裏切った菅内閣の支持率が「危険水域に入った」といわれるもとで、各界連の活動を一気に再開・強化することは、「増税阻止への大きな力」と強調しています。
いっせい地方選挙は、絶好のチャンスであり、1987年に消費税のもととなった売上税を廃案に追い込んだ経験と教訓を生かし、広範な世論と運動をおこすことを呼びかけています。