2011年2月24日(木)「しんぶん赤旗」
「自治の街へ着実に」
東京・狛江 矢野市長が所信表明
東京都狛江市議会が23日開会され、矢野ゆたか市長が所信表明を行いました。
矢野市長は、(1)安全の確保(2)子育て支援(3)高齢者、障害のある人への支援(4)狛江らしさを発揮する街づくり―の4点を戦略に、その実現をめざすと強調。「東京一安全な都市」に向け、市立小・中学校と保育園の耐震化、防犯の啓発活動、駅前の放置自転車対策を進めると述べました。
「子育て一番の街」として、小・中学校の普通教室に2年間でエアコンを設置すると表明。学童クラブを1カ所新規開設し、認可保育園の誘致に向けた検討を行うと明らかにしました。ヒブワクチン接種助成に続き子宮頸(けい)がんと小児用肺炎球菌ワクチン接種も始めるとしました。
矢野市長は「音楽の街―狛江」や「絵手紙発祥の地」の取り組みを進め定着に力を入れると発言。自然環境保全へ緑の実態調査や緑道の整備を行うとしました。先行きの見えない政治・経済動向のもとでも「これまで市民との協働でつくり上げてきた成果に確信を持ち、自立した狛江を築き、住民自治の街へと着実に接近したい」と表明しました。
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