2011年2月23日(水)「しんぶん赤旗」
領土交渉に道理もて
テレ朝系番組 穀田氏が指摘
日本共産党の穀田恵二国対委員長・衆院議員は21日放映のテレビ朝日系「TVタックル」に出席し、自民、民主両党の国会議員らと議論しました。
領土問題での民主党政権の迷走ぶりに議論が白熱。「第2次世界大戦の結果を受け入れるしかない」というロシア側の主張にたいして、穀田氏は「冗談じゃない。第2次世界大戦のときに少なくとも領土不拡大という原則を踏みにじった(ソ連の)スターリンが間違いなんだという原点のところでやらないとわからないんです。日本共産党は一貫してそういう態度をとってきた」と発言。政治評論家の三宅久之氏らは「そのとおり」「知っています」とのべました。
領土交渉について、穀田氏は「それは日本のいうとおりだなあという、国際法と道理を提起しないと、国際的にも支持されない」と強調しました。
愛知県知事選、名古屋市長選の結果をめぐって、穀田氏は「はっきりいえば自民党と民主党にさして違いがないということを満天下に示したということですね。自民党に飽き足らない、民主党に飽き足らない、これがだいたい(選挙に)結集したということで、問題はどんな政治をするのかということが問われている」と指摘しました。タレントの大竹まことさんも「自民党にも民主党にもまかせられない。おれたちどこにいったらいいんだ。行き場を失っているだけなんです」と発言しました。
地方政治での自民・民主の相乗り問題について、穀田氏は「地方へいくと“オール与党”なんです。だけど、事実をよく見てほしい。わたしどもでいえば、議案提案権ってあるんですよ。日本共産党の議員が議案を出す権利を持っているところは、ほとんど出しているんです。そこも見てほしい」と発言しました。