2011年2月19日(土)「しんぶん赤旗」
小池氏「福祉の都政に」
都知事選 FMラジオで展望語る
「革新都政をつくる会」の小池あきら都知事予定候補は17日夜、FMラジオ放送J―WAVEの番組「ジャム・ザ・ワールド」に生出演し、どのような都政をつくるかについて語りました。立候補を表明している「ワタミ」の渡辺美樹前会長も出演しました。
「知事になったら着手したいことは」と問われた小池氏は、全国2位だった老人福祉費が47位に、教育費も47位に急落している事実を示し、「都民のくらしを本気で応援する都政にしたい」とのべました。
渡辺氏が「福祉、福祉といって財政が破産していいのか」とのべましたが、キャスターが「小池さんの話にあったように全国2位だったのが47位はあまりにも落ちすぎではないか」と指摘。小池氏は、税金の使い方を変えれば財源はあるとして、オリンピック招致の積立金4000億円をはじめ積立金1兆円があり、「税金を使う順番としてはオリンピックより、まずくらしを支えることが大事」と語りました。
都青少年健全育成条例の改定について問われた小池氏は、漫画・アニメーションの性描写規制がきわめて恣意(しい)的に判断できるようになっていて、漫画・アニメ業界がこぞって反対していることを紹介。「上から行政が規制するのは本来、なじまない。業界団体が自主規制をするのが基本」と改定部分の廃止を求めました。
渡辺氏は、「条例の改定は実施されるべきだ」との立場を示しました。
■関連キーワード