2011年2月17日(木)「しんぶん赤旗」
暮らし「普天間」「政治とカネ」
穀田氏会見 審議通じただす
|
日本共産党の穀田恵二国対委員長は16日、国会内での記者会見で、記者団から今後の国会対応について問われて、党の基本的立場を述べました。
穀田氏はまず、予算委員会での論戦を振り返り、「自民党と民主党の間には消費税増税や普天間問題など大きな問題について違いがないことが明らかになっている」と指摘。「日本共産党は、いまの国民の暮らしの現状を根本的に打開するという立場で力を尽くしたい」と述べました。
また、沖縄県の米軍普天間基地問題では、鳩山由紀夫前首相が辺野古「移設」押し付けの理由に米海兵隊の「抑止力」を挙げたのは「方便」だったと述べたことについて、「基地押し付けを決めた『日米合意』の前提がまさに崩れる事態になっている」と指摘。「県民を愚弄(ぐろう)したことを反省するとともに『日米合意』を撤回し、県民の総意を踏まえた(基地撤去の)日米交渉を行うことが必要だ」と述べました。
「政治とカネ」の問題では、民主党の小沢一郎元代表について党内処分の手続きが続いているが、肝心の国会招致は何も進んでいないと指摘。「いずれ政倫審に出る」などという民主党側の言い分について「実現可能性がないことをずるずるいっているにすぎない」と改めて証人喚問を求めました。
その上で、「日本共産党は、抜本的な予算の組み替え提案を出すことにしているが、これらの問題について審議を通じてはっきりさせていきたい」と表明しました。
■関連キーワード