2011年2月10日(木)「しんぶん赤旗」
高齢者の生活守れと緊急行動
物価下がってない 年金上げよ
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「年金を下げるな」「物価は下がっていないぞ」―。政府が年金支給額0・4%の引き下げをねらうもとで、全日本年金者組合は9日、年金引き下げ阻止、無年金・低年金者への緊急措置などを求めて全国で緊急行動に取り組みました。東京では寒風がふく中、厚生労働省前、衆院第2議員会館前での行動、デモ行進に800人以上が参加。
厚労省前であいさつした篠塚多助委員長は、昨夏の猛暑で、多くの高齢者が電気代を気にして、クーラーをかけずに熱中症になった生活実態にふれ、年金を引き下げることは高齢者の生活を無視するものだと批判。これを阻止するために全国一丸となってがんばろうと呼びかけました。
全労連の小松民子副議長、生存権裁判を支援する全国連絡会の住江憲勇副会長(保団連会長)が、「年金の引き下げは断じて許されない」と連帯あいさつをしました。
各県の代表が、「政府は、上げるものと下げるものを間違っている。年金を引き上げ、国民健康保険料の引き下げを」(埼玉)などと訴えました。
衆院第2議員会館前で、日本共産党の宮本岳志衆院議員があいさつし、ともにたたかう決意を表明しました。
厚労省に、5000人分以上の個人請願を提出しました。
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