2011年2月5日(土)「しんぶん赤旗」
全員救済 政治の力必要
党議員団 B型肝炎原告団と懇談
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B型肝炎訴訟原告団と日本共産党国会議員団との懇談が4日、国会内で開かれました。
同訴訟は、裁判所の和解勧告を国も受け入れることが正式に表明され、今月中旬から協議が始まります。しかし、裁判所の和解所見には、現行の法律では発症後20年を経過した肝炎患者が救済されない「除斥」問題がふれられておらず、国の解決スキーム(計画)にも入れられていません。
原告団は、無症候性キャリアーへの低すぎる和解金なども含め、「苦渋の決断」をして和解協議に応じることを決めるとともに国に対し謝罪を求めています。
懇談で原告団は、日本共産党国会議員団に対し、「除斥」問題を解決し、全員を救済するための特別立法の制定のために尽力を要請しました。
日本共産党から高橋ちづ子衆議院議員、紙智子、田村智子の両参議院議員が出席。和解協議で解決できない問題は政治の力で解決するよう全力をあげるとのべ、原告らの要請に基づいた法律の制定のために力を尽くす決意を表明しました。