2011年1月31日(月)「しんぶん赤旗」

ヘリパッド工事強行に抗議

青年が24時間座り込み

那覇


写真

(写真)寒風のなか、手書きの看板を前に座り込みで高江の現状を訴える青年たち=30日、那覇市

 那覇市の青年たちが30日午前10時、沖縄県庁前で24時間の座り込みを始めました。

 座り込んだのは、やんばる(沖縄北部・亜熱帯の森林)の自然に魅せられた大城永子さん(29)と森岡理歩歌さん(28)。「米軍ヘリパッド建設に反対する東村高江の住民に連帯し、工事強行に抗議するため」と2人。

 沖縄とはいえ、この日の最高気温は14度。吹きさらしのコンクリートの広場に、段ボールを敷いただけ。体の芯まで冷えます。

 沖縄防衛局は昨年12月22日、100人規模で工事を強行したため、地元住民は24時間の監視・座り込みを余儀なくされました。今月26日には、同問題をめぐり那覇地裁で口頭弁論がおこなわれている最中に工事がふたたび強行されました。

 「なかなか現地にいけず、こっち(那覇)で何ができるか話し合った」と森岡さん。大城さんも「高江で何が起こっているかを知事にも知ってほしい」といいます。

 知り合いの青年が楽器を持って駆けつけ、市民の足も止まります。男性(61)=宮古島市でヨガ教室主宰=は「所用できました。私も宮古島・下地空港の軍事化に反対しているので気持ちは同じ」とエール。那覇市の女性(67)は「高江のことを広く知らせてほしい」と手伝いを買って出ました。





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