2011年1月31日(月)「しんぶん赤旗」
選挙勝利へ交流
緒方氏が講演
学者・研究者党後援会
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学者・研究者、大学教職員・院生の日本共産党後援会の全国交流集会が30日、東京都内で開かれ、113人が参加しました。緒方靖夫党副委員長が「世界の構造変化と東アジア・日本」をテーマに講演しました。
緒方氏は、今年1月、新大統領の就任式が行なわれたブラジルなど南米諸国の訪問について報告。貧富の格差解消をはじめとするブラジルの経済政策を紹介しながら、発展途上国同士が経済と外交を一体に交流を深めて成長し、世界経済の中で大きな比重を占め始めている様子を語りました。
TPP(環太平洋連携協定)参加問題に見られるように、日本の外交はアメリカとの関係を中心にして、途上国との通商を広げるものになっていない現状を指摘。「世界の構造変化のなかで、大国中心の外交と政治をすすめるのは時代遅れになっています。日本が世界とどんな関係をつくるのかが問われています」とのべました。
日本共産党学術・文化委員会の土井洋彦事務局長があいさつ。大学予算の抜本的増額を求めるたたかいのひろがりにふれ、いっせい地方選勝利への協力を訴えました。
各地の後援会が経験交流。「知事選をたたかって基地撤去の県民世論を示した」(沖縄)、「院生と学生が協力して学習し、選挙で支持拡大をした。その中で会員も増やしている」(大阪)などの発言がありました。
集会では、今宮謙二代表世話人があいさつ。金子貞吉事務局長が、いっせい地方選に向け「後援会全会員が、それぞれの特性と結びつきをいかして、積極的に取りくみましょう」との申し合わせを提案し、確認されました。