2011年1月31日(月)「しんぶん赤旗」
強大な党づくり、いっせい地方選勝利へ
第3回職場問題講座終わる
|
日本共産党本部で開催されていた第3回職場問題学習・交流講座(自治体)は30日、前日に引き続いて住民の暮らしを守る自治体職場で運動をどう前進させるか、強く大きな党づくり、いっせい地方選挙勝利のとりくみをめぐって、真剣で活発な討論をおこなったあと、職場(労働)対策委員会の山下芳生責任者がまとめを行い、閉会しました。
まとめで山下氏は、のべ40人による熱心な討論がおこなわれ、自治体攻撃、公務員攻撃が強まるもとで、仕事と運動でも党づくりでも全国各地で真剣な実践と探求がつづけられ、教訓を深く学びあうことができたと報告。党勢力全体の中で大きな比重を占める自治体職場で前進をかちとることは、党の前途にかかわる重要な問題だと強調し、奮闘をよびかけました。
そして前進をめざす活動の土台となるものとして、第2回中央委員会総会で明らかにしている中期的展望にたった「成長・発展目標」をもつこと、過去2回の「講座」と今回の「講座」を合わせてまなぶことを指摘しました。
そのうえで、今回の「講座」の討論をつうじて、「公務員攻撃は住民にかけられた攻撃」「カウンターをこえて市民の中に」として市民の苦難を打開する活動、「住民のためにいい仕事がしたい」という自治体労働者の願いにこたえる活動が生きいきと報告され、まさに民主的自治体労働者論の今日的発展方向を探求している内容だったとのべました。
党づくりでは、支部会議の定期開催の努力、綱領的・世界観的確信を深める学習の重要性、青年の党への結集などが共通して語られたと指摘。そのためにも党機関の援助が大きな役割を果たすこともあきらかになったとのべました。
最後にいっせい地方選挙をめぐって、「いい仕事がしたい」という願いにこたえる自治体とするためにも、この選挙で政治をかえ、職場をかえる展望を大いに語っていくことを呼びかけました。
これに先立つ討論では、「青年が青年を党に迎えている」との報告や、「会議を開き、学習しなければ、激しい公務員攻撃にたちむかうことができない」と綱領学習に力を入れている発言があいつぎました。党機関役員は、「職場、労働者の現状、声に耳を傾け、中期の展望をもってとりくむことがカギだ」とのべました。