2011年1月29日(土)「しんぶん赤旗」
衆院予算委
与党が趣旨説明強行
横暴な運営に共産党など抗議
社民は出席
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与党・民主党は28日、一方的に衆院予算委員会を開き、社民党以外の野党が不在のまま、2011年度予算案の趣旨説明を強行しました。また、31日から予算案質疑を行うことも一方的に決めました。
日本共産党、自民党、公明党、みんなの党の野党4党は28日、共同の記者会見を開いて、与党側による国会冒頭からの横暴な委員会運営に抗議しました。
野党側は与野党筆頭理事間の協議で、社民党以外の野党が一貫して要求してきた小沢一郎民主党元代表の証人喚問の問題について「真摯(しんし)にとりくむ」よう求めるとともに、31日の予算案の趣旨説明実施と2月1日からの審議入りを提案していました。
ところが与党側は、証人喚問についての態度を示さず、与野党間の理事懇談会さえ1回も開かないまま、趣旨説明を強行しました。
日本共産党の笠井亮議員は記者会見で、「暮らしや外交など、国民にとって重要な課題を議論するために、与野党間の合意で審議日程を決めるべきだ」と主張しました。
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