2011年1月27日(木)「しんぶん赤旗」
民主と自民 違いなし
穀田氏会見 増税・軍拡「大変な内閣」
|
日本共産党の穀田恵二国対委員長は26日、国会内で記者会見し、代表質問初日の論戦について感想を問われ、「菅首相は、内政では消費税増税のために与野党協議を持ちかけた。外交では、軍拡を求める自民党に対し新防衛大綱の『動的防衛力』を誇示して“心配するな”と答えているのを見て、民主党と自民党に違いがないし、本当に大変な内閣だと感じた」と述べました。
消費税増税については「財源がないと言いながら法人税減税を行い、そのつけを国民にまわすもの」と批判。「国民の暮らしを守るため、国民的な運動を起こして消費税増税をストップさせたい」と強調しました。
民主党の小沢一郎元代表の国会招致について穀田氏は、「国会の場における説明は必要と考えている」との首相答弁にふれ、「民主党が政治倫理審査会の出席議決を断念し、本人も拒否しているもとで、もはや証人喚問しか道がないことは明らかであり、菅首相は証人喚問実施を指示すべきだ」と指摘。「小沢氏の疑惑は、公共事業をめぐり国民が納めている税金の使い方に関わるもの。この問題を国会で堂々と追及することが筋だと考える」と述べました。