2011年1月25日(火)「しんぶん赤旗」

閉塞状況打開へ、たたかい広がる

革新懇が代表世話人会


 全国革新懇は24日、東京都内で今年初の代表世話人会を開きました。政治・社会の閉塞(へいそく)状況が強まるなか、国民各層のたたかいの広がりが報告され、「まさに平和・民主主義・生活向上の『三つの共同目標』を掲げる革新懇の出番の情勢」が強調されました。

 情勢討議では、菅民主党政権が、消費税増税の推進や環太平洋連携協定(TPP)参加表明など完全に財界の軍門に下り、米軍普天間基地の辺野古への押しつけ、日米同盟の強化など対米従属を鮮明にさせていることが指摘され、財界・アメリカ言いなりの古い政治の枠組みを打ち破る方向こそ「閉塞感」打開の道だということが強調されました。

 TPP問題では「JA中央会の代表が初めて大会であいさつした」(農民連)、「TPPでは(非関税障壁で)医療もかかわってくる。日本医師会も反対の声をあげている」(民医連)、「街頭署名をよびかけると対話の輪があちこちでできる」(新婦人)など各分野でTPP参加反対の運動が広がっていることが語られました。また、日航労働者の首切り反対に共同するたたかいとともに、議会を軽視し首長への権限強化を狙う河村たかし前名古屋市長や橋下徹大阪府知事などの政治手法を批判していく必要性が強調されました。

 TPP問題では全国の地域革新懇で懇談会やシンポジウムなどが多彩に開かれ、鳥取県では30日に開くシンポジウムにJA県中央会専務理事などがパネリストに参加することになっています。昨年1年間で地域・職場・青年革新懇が新たに21結成されたことが報告されました。著名人が相次いで登場し、政治革新の思いを語る「全国革新懇ニュース」の普及も取り組まれ、北海道では6カ所で開いた「革新懇ブロック学校」を力にニュースを増やしています。





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