2011年1月22日(土)「しんぶん赤旗」
改憲許さぬ流れ大きく
共同センターが全国交流集会
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労働組合や広範な団体でつくる憲法改悪反対共同センターは21日、憲法を守るたたかいを発展させようと、東京都内で第9回全国交流集会を開きました。約120人が参加しました。
主催者あいさつした自由法曹団の小部正治幹事長は、改憲につながる民主党政権の新「防衛計画の大綱」や衆院比例定数削減の企てにふれ、改憲阻止に向けて、いっそう大きなたたかいを構築しようとよびかけました。
共同センターの盛本達也事務局長が基調報告。菅民主党政権が財界と米国の要請に屈服し、平和を求める世界の流れに逆行していると指摘。米軍普天間基地の「県内移設」反対が沖縄県民の総意となり、核兵器廃絶の運動が着実に前進しているとのべ、憲法改悪反対の署名は1209万人分に達していると紹介しました。今後、学習運動をすすめるとともに、憲法署名の住民過半数達成に向けたとりくみや宣伝をつよめ、共同を広げようと訴えました。
東京慈恵会医科大学の小沢隆一教授が記念講演しました。改悪反対運動の課題として「抑止力」論の克服と比例定数削減など民主主義の問題、新自由主義で脅かされる人権の問題をあげ、憲法の理念を各分野で制度としてどう確立するかが求められていると強調しました。
三つの団体・地域の代表が特別報告。日本共産党の井上哲士参院議員が国会情勢を報告しました。
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