2011年1月21日(金)「しんぶん赤旗」
18歳まで医療費無料へ
日の出町 都内市町村で初
東京都日の出町は20日までに、医療費無料化を15歳から18歳までに拡充するため、2011年度予算案に約500万円を盛り込む方針を固めました。昨年12月の町議会で、日本共産党などの賛成多数で条例を可決し、民主党と無所属議員でつくる「町民党」が反対しました。都内では千代田区が11年度から実施するため予算案に盛り込みましたが、市町村では初めてです。
16歳〜18歳の患者は医療機関で立て替え払いし、領収書を町の窓口に持参。後日、町から保険診療の自己負担分が口座に振り込まれます。助成対象は約370人で所得制限は設けません。予算案は3月上旬に発表する予定です。
医療、福祉の拡充を求めてきた日本共産党の折田真知子町議は、「助成年齢の拡大は喜ばしいことです。支払いを受けるには、平日に領収書を持って町の窓口まで行かなければならないなど不便な点もあります。活用しやすい制度に改善させ、子育てしやすい町づくりを進めたい」と話しています。
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