2011年1月20日(木)「しんぶん赤旗」

政党助成金を各党申請

11年分 「みんな」は4億円増へ


 民主、自民、公明、みんな、社民、国民新、たちあがれ日本、新党改革、新党日本の9党は19日までに、2011年分の政党助成金の受け取りを総務省に申請しました。11年度予算案に計上されている政党助成金の年総額は10年と同じ約319億円。9党は苦労せず、なおも自らの政党財政を国民の税金で賄い、湯水のように使おうとしています。

 申請した政党の政党助成金配分基準などを定めた政党助成法に基づいて試算すると、11年の民主党への配分予定額は168億2500万円で、9党の中で2年連続トップ。ただ、10年7月の参院選で議席を減らしたのに伴い、予定額は前年より2億8000万円下回りました。自民党は前年より1億4900万円少ない101億1400万円となりました。

 民主、自民、公明、社民、国民新各党が軒並み前年比減となるなか、配分額を大幅に増やすのが、みんなの党。昨年の参院選で議席・得票を伸ばしたことから前年より4億4100万円増の11億1600万円となります。「国民に負担を求める前に自ら身を切るべきだ」と主張する同党ですが、民主、自民両党同様、政党助成金依存が強まっています。

 たちあがれ日本は、前年比2・4倍の1億9600万円になります。


日本共産党は受け取り拒否

 日本共産党は、支持政党にかかわらず、国民の税金を各党に配分する政党助成金が思想・信条の自由を侵すとして廃止を主張し、受け取りを拒否しています。

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