2011年1月14日(金)「しんぶん赤旗」
消費増税阻止へ正念場
なくす会が常任世話人会「共同広げる対話を」
消費税をなくす全国の会は12日、都内で新年初の常任世話人会を開きました。
会議では、税制「改正」大綱などで法人税引き下げと消費税増税を明確にし、菅首相が年はじめに「政治生命をかける」と発言したこと、財界も早期に税率10%、さらに15〜20%に引き上げを要求していることに強い批判が相つぎました。
正念場の年、会の活動と構えを高くして、国民的共同を広げ、増税を許さない取り組みをしようと話し合われました。その際、導入後の消費税が何に使われたかとともに、消費税に頼らなくても社会保障を充実させる財源は生みだせることを攻勢的に訴え、対話していくことが強調されました。
元旦からの活動と成人式宣伝が各地で開始されており、「消費税増税ノー 草の根総行動」が前進していることが交流されました。
各地の活動で、「国の財政が大変だから増税しかたがない」という声も少なくないことが紹介されました。しかし、「署名に応じる人がこれまでよりも多い」ことや「暮らしは大変」(30代女性や年金者)という生活の実態は、国民共通であり、宣伝・対話の重要性が討議されました。
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