2011年1月13日(木)「しんぶん赤旗」
民主の両院議員総会
執行部批判が続出
小泉「構造改革」と変わらない
消費増税 国民をバカにした話
「(民主党は)新自由主義的な政策に戻っているのではないか」(舟山康江参院議員)、「小泉構造改革とあまり変わらない」(斎藤恭紀衆院議員)―。民主党は12日、衆参の両院議員総会を開き、出席議員からこんな執行部批判が相次ぎました。
梶原康弘衆院議員は「総理は(環太平洋連携協定=TPPで)開国するといったが、TPPで国のかたちが変わる。総理は強い農業さえつくれば何とかなるというが、決してそれだけではない。経団連がなぜ進めるのか。安い外国の労働者を日本に入れることを考えているのではないか」と発言しました。
斎藤議員は「財源がないからマニフェストの全面見直しという声も出ている。消費税の増税は国民をバカにした話だ。全面見直しを図るなら国民に信を問うべきだ」と詰め寄りました。
昨年夏の参院選で当選した徳永エリ議員は「目の前でリーフを破られる。物をぶつけられる。そういう中で勝ち残ってきた。(地方議員が)私たちのせいで負けることがあったら、どうやって償っていったらいいのか」と地方選への不安を述べました。