2011年1月1日(土)「しんぶん赤旗」
「心も体もぬくもるわ」
路上生活者に炊き出し
京都
朝から降り続く雪で、この冬初めての積雪となった京都市で31日、路上生活者や生活困窮者に温かい炊き出しや衣類を提供する「連帯ひろば」がとりくまれました。
左京区の社会保障推進協議会(社保協)や医療機関、労組、市民団体でつくる「左京連帯ひろば」の主催で、路上生活者らが足を運びやすい京都市中心部で開きました。09年の12月20日に続き2回目のとりくみで、「大みそかにこそ開いて、希望ある新年を迎えてもらおう」と京都民医連第二中央病院職員の宮園みさおさん(50)の呼びかけで、この日の開催になりました。
ボランティアから寄せられたおにぎりや韓国風スープをご飯にかけた「肉スープ丼」を振る舞ったほか、鴨川にかかる橋を巡り、橋の下に寝泊まりする人々に支援物資を配りました。
「あーっ、心も体もぬくもるわぁ」と、どんぶりを食べた男性(68)は、2年前まで路上生活を送っていました。「今は旅館の掃除の仕事をしながらアパートに住んでいます。でも生活はぎりぎりで、正月に食べ物の心配をせずにすむので、支援は本当にありがたい」と話していました。
日本共産党のみつなが敦彦府議、加藤あい京都市議(いずれも京都市左京区選出)が会場を訪れ、炊き出しに集まった人々やボランティアメンバーを激励しました。