2010年12月30日(木)「しんぶん赤旗」
B型肝炎訴訟
全面解決勝ち取るぞ
原告ら真冬の徹底行動
|
全国B型肝炎訴訟原告団・弁護団は29日、すべてのB型肝炎被害者に対する「謝罪」と全面解決の政治決断を求める「真冬の徹底行動」2日目に取り組み、年内の行動を終えました。
東京都千代田区の首相官邸前で原告団の谷口三枝子代表が「菅首相、命を最優先にする政治にしてください」と、ハンドマイクで訴えました。北海道、広島の各訴訟原告も被害の苦しみを切々と訴えました。トランペット奏者の松平晃さんが激励の演奏をしました。
厚生労働省前座り込みの解除式では、佐藤哲之全国弁護団長が報告。「これまでの成果を踏まえて、来年年明けから全面解決をめざして、さらに取り組みを大きく展開する」との声明が読み上げられました。参加者は、「全面解決を勝ち取るぞ」と唱和しました。
東京・有楽町のマリオン前での街頭宣伝に参加した九州原告の角田佳介さん(51)が、「49歳のとき、たまたま別の病気で病院に行って肝炎だと知りました。一人でも多くの人にこの問題を知ってもらいたい」と話しました。