2010年12月21日(火)「しんぶん赤旗」

証人喚問しか道はない 民主党は決断すべきだ

市田氏 小沢氏政倫審出席拒否で


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(写真)記者団の質問に答える市田忠義書記局長=20日、国会内

 日本共産党の市田忠義書記局長は20日、国会内で記者団に、菅直人首相との会談で民主党の小沢一郎元代表が政治倫理審査会への出席を拒否したことについて問われ、「政倫審出席と言っていたのが不可能になったわけだから、小沢氏に国会で説明してもらおうと思えば証人喚問しか道はない。その決断を民主党はするべきだ」と述べました。

 市田氏は「政倫審の議決があっても国会には出ないと小沢氏が言った以上、国会招致は今のままでは不可能だ。それは(政倫審議決に)強制力がないからで、(法的強制力のある)証人喚問を決めれば本人がいやといっても国会に出てこなければならない。野党は証人喚問を要求している。民主党が証人喚問を決めれば小沢氏が拒否しても国会招致は可能になる」と指摘しました。

 また、小沢氏が司法手続きに入ったことを出席拒否の理由にしていることについて、「国会には真相解明と政治的・道義的責任を明らかにする責務がある。司法は司法で、国会は国会でそれぞれ任務を果たしてこそ事態の解決にすすむ。司法の場でやるから国会には出なくて良いという言い分は成り立たない」と強調しました。





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