2010年12月20日(月)「しんぶん赤旗」

今月も世界で異常気象

オスロで１５度低い日も

６日の山形プラス１０度

平年比

　ヨーロッパから東アジアにかけて記録的な異常寒波で年明けした２０１０年。今月も世界各地で記録的な異常気象が続発していることが１９日、気象庁の「全球異常気象監視速報」でわかりました。同速報によると、記録的な異常低温がつづいているのは▽ヨーロッパ▽中央シベリア・中国北部▽米国南東部・ユカタン半島にかけて。各地で交通網や暮らしにも影響が広がっています。

　強い寒気の南下の影響で、北欧のノルウェー・オスロでは１日、最低気温が平年より１５度も低いマイナス１９度を下回りました。ポーランドのワルシャワでも１日、最低気温がマイナス１７度以下に。フランスのブレストでは１４日、最低気温が平年より８度も低いマイナス３度を記録しました。ロシア中部のクラスノヤルスクでは１１日と１２日の最低気温が平年より２２度も低いマイナス３９度に。

　米国ジョージア州メーコンで、９日の最低気温が平年より１２度も低いマイナス８度を下回りました。

　寒波の一方で、日本では山形で６日の最高気温が平年より１０度も高い１７・７度を記録。東シベリアなどで異常高温となり、ロシア東部のマガダンで、１０日の最高気温が平年より１５度も高い３度に達するなどの極端な天候が各地で発生しています。

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