2010年12月20日(月)「しんぶん赤旗」
陸自司令部は来るな
キャンプ座間 市民が反対デモ
神奈川
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米軍キャンプ座間(神奈川県座間市、相模原市)への米陸軍第1軍団前方司令部の発足から3年がたった19日、「キャンプ座間周辺市民連絡会」は、座間市内で抗議行動に取り組み、約120人が参加しました。
同基地では、自衛隊で唯一海外派兵を統括する陸上自衛隊中央即応集団司令部が2012年度までに朝霞駐屯地から移転する計画が進んでいます。市は、基地の返還候補地約5・4ヘクタールに、陸自家族宿舎(約2ヘクタール、約250戸)を建設する国の計画を受け入れようとしています。
基地に隣接する公園で開かれた集会で、鴨居洋子共同代表は、同基地で米軍と自衛隊の一体化が進んでいると指摘し、「全国と連帯して基地はいらないとの声をいっそう大きくしていきましょう」とあいさつしました。
参加者は、「新司令部は帰れ」「中央即応集団司令部は来るな」「市は自衛隊宿舎建設を受け入れるな」などと市役所までデモ行進。基地前では、司令部司令官あてに司令部の速やかな撤収を求める要請書を、陸自幕僚長あてに中央即応集団司令部移転、家族住宅建設の中止を求める要請書を提出しました。
日本共産党の、かわの幸司県議(同会共同代表)、座間、相模原の市議・市議候補、畑野君枝県副委員長が参加しました。
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