2010年12月19日(日)「しんぶん赤旗」
日本政府の裏切り批判
温暖化対策 2NGOが合同声明
民主党と政府が主要な国内温暖化対策を凍結しようとしていることにたいし、気候ネットワーク(浅岡美恵代表)と環境エネルギー政策研究所(飯田哲也所長)は18日までに「民主党の地球温暖化主要施策の後退を許さない」と訴える合同声明を発表しました。
日本の温室効果ガス排出量の半分は電力・鉄鋼など150の事業所からでています。地球温暖化対策基本法案について「1年以内を目途に創設する」約束を事実上取り下げ、「産業に負担になる」と、大規模温室効果ガス排出源への削減の核となる政策を棚上げする姿勢に「激しい危機感と怒りを抱かざるをえない」と批判。「国民の見えないところで大きく方針転換し、著しく後退させようということは容認ならない事態であり、国民への大きな裏切りである」と抗議しています。
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