2010年12月9日(木)「しんぶん赤旗」
「TPP反対」共同を
集会で確認
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「TPP反対国民運動意志統一集会」が8日、東京都内でひらかれました。全国食健連をはじめ各分野関係者が参加。食健連の坂口正明事務局長は、農業・食料の危機だけでなく“アメリカのため日本のかたちを変える”問題としてTPP交渉参加をやめさせる共同運動を広げることを確認しました。
農民連の真嶋良孝副会長(国際部長)は、財界とアメリカの圧力に屈した最悪の選択を菅内閣はしていると批判。農薬や食品添加物の安全基準の緩和、金融や共済、人の移動、郵政など日本のルールが「非関税障壁」としてアメリカから撤廃を要求されると指摘しました。
東京靴工組合の代表は、輸入増で厳しい経営状態にある靴産業がなくなる危機を訴え、共同を広げる決意を表明。福島県では、農協と連携した集会やパレードには、市民やマスコミが注目していることが報告されました。
市田さんが激励
集会後におこなわれた「収穫祭」には、日本共産党の市田忠義書記局長・参院議員が出席し、連帯と激励のあいさつをしました。