2010年12月9日(木)「しんぶん赤旗」
日米共同演習中止迫る
党沖縄県委など県に申し入れ
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日本共産党の沖縄県委員と県議団は8日、沖縄県庁を訪れ、日米共同統合演習(3〜10日)と米軍による宮古空港使用の中止を求める申し入れを行いました。
申し入れでは、演習の強行は軍事的緊張を高め重大な事態を招く恐れがあると指摘し、「絶対に認められない」と演習の中止を迫りました。
また、米海軍の「第7艦隊音楽隊演奏会」を口実にC9輸送機の離着陸のために民間空港である宮古空港を使用しようとしていることに対し、県の立場でも「緊急でやむを得ない場合を除いては、米軍は使用すべきでない」としていることをあげ、使用を許すべきでないと求めました。
當銘健一郎・県基地防災統括官は「わが国の防衛のための日米共同対処に必要な共同統合運用能力の維持・向上を図るために行われているものと認識している」とし、抗議も演習中止の申し入れもしていないことを明らかにしました。宮古空港使用も、「緊急以外の使用を認めない」と答えるにとどまりました。
県議団は「知事の名で中止の申し入れを」と重ねて抗議し、検討を約束させました。
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