2010年11月29日(月)「しんぶん赤旗」

子どもの人権保障を

全国研究会開く

鳥取


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(写真)パネリストとして発言する市谷県議(右から3人目)ら=27日、鳥取県米子市

 子どもの人権研究会第40回全国研究会が27、28の両日、「地方自治体における子どもの権利条例の必要性と役割」をテーマに鳥取県米子市で開かれました。

 27日は、ARC(アクション・フォー・ザライツ・オブ・チルドレン)の平野裕二代表が、「問われる日本の法制度・社会制度」と題して講演。母子福祉施設・倉明園の大塩孝江園長が、社会的養護の充実と子どもの虐待防止について報告しました。

 「子どもの権利救済機関の必要性と子どもの権利条例」をテーマに公開討論。平野、大塩の両氏に加え、日本共産党の市谷知子鳥取県議、民主党の浜田妙子鳥取県議、定者吉人、中川明の両弁護士がパネリストとして発言しました。

 市谷氏は、盲学校での生徒への人権侵害を報告し、「子どもはおとなの供え物ではなく、弱い立場であるが故に人権を保障するべきだ」とのべました。

 28日は、鳥取県の「子どもの人権広場」(代表・安田寿朗弁護士)に集う子どもたちが「子ども・青年と大人(おとな)のしゃべり場」を開きました。

 シンポジウム「少年院退院『後』を考える〜帰省先がない少年の再非行を防ぐ支援のあり方」が開かれ、元法務教官の八田次郎氏が基調報告をしました。





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