2010年11月27日(土)「しんぶん赤旗」

1割削減は死活問題

共産党県委

岐阜大・森学長と懇談


 日本共産党岐阜県委員会は26日、岐阜大学を訪れ、国による大学予算の削減問題で森秀樹学長と懇談しました。大学側は吉村泰治理事が同席。党県委員会からは、松岡清委員長、想厨子久芳書記長、鈴木正典常任委員が参加しました。

 松岡氏は「大学の危機打開にむけ、交付金削減を許さない立場で広く共同を進めていきたい」と話しました。

 森学長は、県内唯一の国立大学として有能な人材を輩出している五つの学部の役割を説明した上で、「法人化で予算が削減され、事務系の職員を4割削減し、厳しい状況にある」と語りました。「1割削減は死活問題」と追及した宮本衆院議員の質問が話題になりました。「私も同じ思い」と述べ、「教育は未来への投資であり、政策コンテストで決めるなら政治家はいらない」と語りました。

 吉村理事は「法人化の6年間で約9億円が削減され、さらに1割だと13億円。一つの学部の人件費にあたる」と述べました。

 大学側から国会の動きなどの情報を求められ、党県委員会は、今後とも必要に応じて提供していくと答えました。





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