2010年11月25日(木)「しんぶん赤旗」
署名、必要数届かず
名古屋市議会の解散請求
確定は来月
名古屋市選挙管理委員会は24日、河村たかし市長の支援団体が提出した市議会解散請求(リコール)署名が、住民投票に必要な数を1万2004人分下回ったと発表しました。
署名は25日から来月1日までの7日間、各区で一般公開(縦覧)されます。異議申し立ての受け付け・審査を経て、有効署名数が確定するのは12月中旬になる見込み。
解散の是非を問う住民投票に必要な署名数は、有権者の約2割の36万5795人分。市選管は提出された署名46万5602人分のうち11万1811人分(全体の24%)を無効と判定し、有効は35万3791人分としました。
市選管は署名期間中、「署名簿が回覧板と一緒に回ってきた」「受任者名のない署名簿が喫茶店に置かれていた」など違法な署名集めに関する情報が多数寄せられたことから、異例の「注意談話」を発表。署名提出後には、全体の4分の1にあたる約11万4000人分が受任者欄未記入だったため、数が多すぎるとして審査期間を約1カ月延長し、署名者に調査票を郵送するなどして審査してきました。
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