2010年11月20日(土)「しんぶん赤旗」

派遣法抜本改正審議早く

安定雇用求め全労連など全国宣伝


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(写真)働きがいのある人間らしい仕事の実現を求めて訴える大黒議長(左から3人目)=19日、東京・JR御茶ノ水駅前

 安定した雇用と、最低賃金の引き上げを―。全労連、労働法制連絡会は19日、ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を実現しようと、全国で宣伝にとりくみました。

 東京のJR御茶ノ水駅前でとりくまれた宣伝には、全労連の大黒作治議長、小田川義和事務局長をはじめ、各労組の代表が参加。労働者派遣法の抜本改正や最賃引き上げを求めるビラを配布しました。

 大黒氏は、人間らしく働ける仕事と賃金を実現するために、今臨時国会での派遣法の抜本改正のための審議入りを強く求めるとともに、最賃千円を実現させようと呼びかけました。

 また自交総連の代表は、「タクシー労働者は賃金が下がり、労働時間が増えている。脳出血や心筋梗塞(こうそく)は一般労働者の7倍だ」と、実態を告発。全国過労死を考える家族の会会員は、「人間が生きいきと、過労死せずに働ける社会を実現したい」と訴えました。

 ビラを受け取ったサラリーマンの男性=39歳、東京都国分寺市=は、「お金をためこんでいる会社には、景気をよくするために、賃金に反映させてほしい」とのべ、20歳の専門学校生は、「就職は厳しいですね。政治の力で何とかしてほしい」と語りました。





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