2010年11月17日(水)「しんぶん赤旗」
基地のない日本 実現したい
全面意見広告に反響次つぎ
沖縄・米海兵隊普天間基地(宜野湾市)の無条件撤去と新基地建設反対を訴えた全面意見広告(10日付朝日新聞朝刊)に対して、「勇気づけられた」「基地のない日本を実現したい」と、大きな反響が意見広告実行委員会(事務局・安保破棄中央実行委員会)に寄せられています。
意見広告は全労連、安保破棄中実委、沖縄県統一連が呼びかけ、「県内移設」反対を総意としてたたかう沖縄県民と連帯した運動を全国で広げようととりくんだものです。
掲載日だけで事務局へ約40本の電話があり、メールやファクス、手紙でも反響が寄せられました。「約7割は賛同の意見だった」(事務局)といいます。
43歳の会社員は子どものころ、普天間基地内で米海兵隊員から野球やサッカーを教わった経験をメールで寄せました。基地内に入る許可書を忘れ、フェンスをくぐって基地に入ったところで海兵隊員に拳銃を向けられ死を覚悟したとつづり、「絶対に新しい基地は辺野古にはつくらせてはいけません」と語っています。
住宅密集地に居座る普天間基地の航空写真を使ったフルカラーの意見広告に、「普天間基地の写真を初めて見た」「パネルにして掲示しておこうと思っています」「無関心でいたことを恥ずかしく思います。同じ気持ちの人は大勢いるはずです」という声も。
一方、「日本はアメリカに守ってもらっているのだから(米軍基地は)仕方がない」という声もありました。