2010年11月14日(日)「しんぶん赤旗」
赤旗全国囲碁・将棋大会が開幕
幅広い世代 活躍
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第48回しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会(赤旗名人戦)は13日、東京・池袋のサンシャイン・アカデミーホールで、112人の選手が参加して開幕しました。熱戦の末、昨年優勝者で囲碁の四方治雄さん(56)と同じく優勝者の将棋の加來博洋さん(30)、10代の選手では、囲碁北海道代表の伊藤優真さん(16)と同広島代表の坂倉健太さん(13)が、ベスト8に決まりました。14日に決勝戦が行われます。
トーナメント1回戦で惜敗した囲碁の招待選手、二宮歌穂さん(16)は、囲碁の魅力について「人気アニメ『ヒカルの碁』を読んで小1で始めた。女性にとっても、いろんな人と交流でき、記憶力や集中力もつきます」と話していました。
将棋のトーナメント2回戦で加來さんに惜敗した強豪の大分代表、早咲誠和さん(37)は「今年こそ優勝したかったが、いきなり超強豪にあたった。しかたない」と悔しそうでした。
試合に先立ち、小木曽陽司実行委員長・赤旗編集局長があいさつ。「『しんぶん赤旗』は日本の伝統文化である囲碁・将棋の発展をめざしてきました」と説明。今大会は全国で1万人を超える参加があったことを紹介し「持てる力を存分に発揮してください」と激励しました。
囲碁審判の小島高穂九段は「選手の年齢をみると、80歳から11歳までおられます。69の年齢差があるのに、いっしょに対局できるのが碁の深さと思います」とあいさつ。将棋審判の西村一義九段は「将棋も世代を超えて対局できます。最近は女性や子どもも強くなり、将来が楽しみです」とあいさつしました。