2010年11月14日(日)「しんぶん赤旗」
スー・チー氏解放
ミャンマー
【ハノイ=面川誠】ミャンマー軍政は13日、民主化運動の指導者アウン・サン・スー・チー氏(65)の自宅軟禁を解除して解放しました。同氏の拘束・軟禁は1989年から3回、計15年に及びました。
ロイター通信によると、スー・チー氏は自宅前に集まった1000人以上の市民の前に姿を現し、「静かにするべきときもあれば、声を上げるべきときもある。一致して行動すべきだ。それでこそ目標を達成できる」と呼び掛けました。
自宅には同氏が事実上の指導者である国民民主連盟(NLD)幹部が訪れ、今後の活動について協議に入りました。NLDは7日に行われた20年ぶりの総選挙をボイコットし、政党登録を取り消されました。