2010年11月1日(月)「しんぶん赤旗」

三池闘争 教訓いまに

福岡・大牟田 50周年、市民ら集い


写真

(写真)教訓と今後の運動の課題についてのパネルディスカッション=31日、福岡県大牟田市

 「三池闘争の教訓と労働・大衆運動」をテーマにした集いが31日、闘争が展開された福岡県大牟田市で開かれました。安保・三池闘争50周年記念市民の集い(主催・同実行委員会)の一環です。

 国際政治学者の畑田重夫氏による記念講演、元三池労組員らによるパネルディスカッションが行われ、150人が参加しました。三池闘争の歴史と教訓を学び、新たな労働、住民運動を築く決意を固めあいました。

 畑田氏は、三池闘争は安保闘争と結合したたたかいだった、との観点から講演。パネルディスカッションでは門馬睦男県労連事務局長、元三池労組員の平川道治さん、矢田正剛さんが闘争の教訓や今後の労働運動の課題を報告しました。

 閉山解雇後も、じん肺訴訟などをたたかってきた平川さんは、「三池闘争から何を学ぶか。人間の尊厳、生きる権利を守り不屈にたたかうことです。そして、たたかえば必ず成果があるということです」と強調しました。

 集いに先だって炭鉱史跡巡り、30、31の両日は三池闘争の写真展、たたかう労働者を歌で励まし続けた同市出身の音楽家・故荒木栄さんの資料展が開催されました。





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