2010年10月29日(金)「しんぶん赤旗」

タクシー減車へ運動

穀田議員あいさつ 自交総連が大会


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(写真)運動方針を採択した自交総連の大会

 タクシー・ハイヤー、自動車教習所、観光バス労働者でつくる全国自動車交通労働組合総連合会(自交総連)は26、27の両日、東京都内で第33回大会を開きました。

 あいさつした飯沼博委員長は、「運動の力でタクシー規制緩和を規制強化に転じさせることができた。今後は実際にタクシーを減車させ、運転者の労働条件改善、さらにタクシー運転免許の制定をめざしていこう」と訴えました。

 討論では、経済情勢の悪化で売り上げが低下し、倒産や企業譲渡が各地で発生、賃金も最低賃金を下回るほど低下している実態が報告されました。宣伝や労働相談で労働組合を結成した経験が各地から語られました。

 同時に、組合結成後に組合員への解雇・雇い止め、組合つぶしをねらった突然の会社解散で全員解雇、組合員差別の残業禁止などの事例を告発。攻撃には断固としてたたかう決意が表明されました。

 観光バスの労組からは、自交総連の調査や政策提起も反映して総務省行政評価局が観光バスの安全確保問題で国土交通省に勧告を出したことが報告され、タクシーに続き規制緩和を見直すことが必要だとのべられました。

 自動車教習所では、数人で立ち上げた組合が1年4カ月で兄弟校3校の70人に広がり、職場で信頼を得ていると語られました。

 大会は、減車の実現、タクシー運転免許の制定などにとりくむ運動方針を決めました。

 大会では、日本共産党の穀田恵二衆院議員があいさつしました。

 新役員として、委員長に飯沼博、書記長に今村天次の両氏をそれぞれ再任しました。





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