2010年10月25日(月)「しんぶん赤旗」
戦争被害者に謝罪・補償を
浅草ウオークで訴え
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「すべての戦争・空襲被害者に国の謝罪と補償を実現しよう」と24日、東京空襲被害者・原爆被爆者・市民ら約100人が、観光客でにぎわう東京・浅草の街をウオークし、集会を開きました。東京都原爆被害者団体協議会、和・ピースリング、東京空襲犠牲者遺族会の各代表や市民でつくる実行委員会が主催しました。
ウオークは今年で5回目。戦争体験の伝承、すべての戦争被害者・遺族への差別のない補償の実現、すべての戦争被害者・支援者の連帯、憲法9条に基づく平和な世界の実現―の四つの目標を掲げています。今回、市民や運動賛同者から多数の折り鶴が届けられ、480連のレイが作製されました。
参加者は、レイを首にかけ、熱線で大やけどを負った被爆者や東京大空襲で燃える言問橋などのパネルを掲げ、「差別のない国家補償の実現を」とよびかけました。
集会では、山本英典日本原水爆被害者団体協議会事務局次長が「核戦争の被害者を二度とつくらない国の誓いと謝罪などを含む国家補償を、みなさんとの連帯で実現していく」と発言。星野弘全国空襲被害者連絡協議会運営委員長は8月の全国空襲連結成以降、沖縄や千葉で空襲被害者の会がつくられていることを報告しました。
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