2010年10月25日(月)「しんぶん赤旗」
日米軍事一体化に反対
朝霞観閲式 東京・埼玉で集会
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陸上自衛隊朝霞駐屯地(東京都練馬区、埼玉県朝霞、新座、和光3市)で自衛隊観閲式が行われた24日、周辺の平和・民主団体が練馬区と朝霞市でそれぞれ基地・自衛隊強化、日米軍事一体化に反対し抗議集会を開きました。
観閲式には自衛隊のヘリ・航空機に加え「安保改定50周年」の関連行事として米軍機も初参加。集会中も約80機が爆音を響かせて上空を通過しました。
練馬区立大泉公園の集会には約150人が参加。米軍や自衛隊の基地強化に反対し活動している首都圏の平和団体代表、沖縄の一坪反戦地主が発言し「沖縄からも練馬からも基地をなくそう」と訴え、集会後、駐屯地近くの公園までデモ行進しました。
3歳の男児を連れた女性(30)は「爆音がとてもうるさく、怖いなと思いました」と驚きます。
光が丘九条の会の女性(51)は「団地上空でも訓練飛行していましたが、沖縄は毎日こうなんだと実感しました。憲法9条のある国で戦争のための飛行機がパレードするなんておかしい」と話していました。
朝霞市の朝霞中央公園の集会には約400人が参加。「市街地を低空飛行し、日米軍事一体化を見せつけようとするのは許せない」「基地の周りには小中高校がたくさんある。学校の隣に基地があるのは心配だし、おかしい」と参加者が発言しました。
日本共産党の塩川鉄也衆院議員は、「アメリカと一体に自衛隊の海外派兵が進められてきた。軍事同盟は時代遅れというのが世界の流れ。逆行する動きをきっぱり断ち切ろう」と語りました。
参加者は市内や駐屯地前などをデモ行進、「憲法違反の観閲式反対」と訴えました。