2010年10月24日(日)「しんぶん赤旗」
「希望退職」締め切り延長
日航の目標大幅に下回る
会社更生手続き中の日本航空が、22日を募集期限として実施していた「希望退職」への応募者数がパイロットと客室乗務員で目標を約300人下回ったことが同日明らかになりました。同社はこれを受け、締め切りを25日まで延ばし、それでも目標に満たない場合は、9月以降3度目となる「希望退職」募集を検討することを決めました。
日航は、8月末に東京地裁に提出した更生計画案に、今年度中にグループ人員1万6000人強を削減する方針を盛り込みました。これを実現するため、「希望退職」といいながらパイロットや客室乗務員の病欠経験者や高年齢層を対象に違法な退職強要を繰り返してきました。航空労組連絡会(航空連)はこれに断固抗議し、退職強要の中止を求めていました。
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