2010年10月23日(土)「しんぶん赤旗」

NGOブースが人気

公害・地球懇 展示見入る人も


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(写真)公害・地球懇のブースで水俣病について説明する大石さん(左)=22日、名古屋市熱田区

 生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の会場で開かれている「生物多様性フェア」で環境NGOのブース(区画)がにぎわっています。ひっきりなしに人が訪れるのは、公害・地球環境問題懇談会(東京)です。

 ブース内は、同会が作成した公害や環境問題の知識を問うクイズを解こうと、回答用紙を片手に展示を食い入るように見つめる参加者でにぎわいます。

 クイズのアンケート欄には「人間が過ごしやすいために工事をするが、それがかえって生物や人間に有害になることもある」(20歳以下・愛知・女)などの感想が。1日50〜60人、休日ともなれば倍の120人がクイズに答えています。

 同会に加わる水俣病不知火患者会の大石利生会長(70)は「今でも水俣病が続いているんですと話すと、みなさん、えーっと驚かれますね」。水俣病の影響で痛覚や味覚がまひしている大石さん。「全住民の健康調査と環境調査が必要です」と公害の恐ろしさを身をもって告発しました。





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