2010年10月18日(月)「しんぶん赤旗」

共同の広がりに確信

革新懇 全国交流会が閉幕


 山梨県昭和町で開かれていた全国革新懇の地域・職場・青年革新懇全国交流会は17日、七つの分散会で活動の経験を活発に交流し、2日間の日程を終えました。

 地域革新懇の分散会では、まちづくりや自治体が進める大型開発、市町村合併、医療費助成などの草の根の問題に取り組み、市民と共同を広げている経験が交流されました。

 秋田市革新懇の代表は、市民合意によるまちづくりをめざすためアンケートに取り組んだ経験を報告。県や市が進める中心街の開発に対し市民から疑問の声があがるなか、町内会長や商店会長らにアンケートを配り、それを踏まえてまちづくり懇談会を開こうとしています。

 地域革新懇の新結成では、広範な人が次々と参加しているとの発言が相次ぎました。北九州市戸畑革新懇の代表は、結成に向け安保問題を考える学習会やまちづくり問題などに取り組み、よびかけ人に無党派の知識人や文化人、商店街役員、運輸会社社長、住職など広範な人たちが加わって活動をスタートさせたことを紹介しました。

 職場革新懇の分散会で、大阪の職場革新懇の国家公務員労働者(管理職)は「分断されている人たちを組織したいと6年前にフォーラムをつくり、憲法を行政に生かす革新懇に参加した。学習会でいろんな議論ができ、本当に組織をつくってよかった。これまで一緒に議論できる場がなかった。青年層をまきこみ、会員を増やしたい」と決意を語りました。

 山梨青年革新懇の代表は、5回の準備会を重ねて今月発足した活動を報告。「あせらないでじっくり準備するなかで、それまで活動家でなかった青年弁護士や教師などと交流できた」と述べ、「職場や活動分野の垣根を越えて話し合える」と革新懇運動の魅力を語り、今後「現場の声を聞く」シリーズ学習会などに取り組んでいく計画を紹介しました。





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