2010年10月11日(月)「しんぶん赤旗」
ゆうPRESS
赤旗まつり
ナマの迫力
赤旗まつりって知っていますか? 日本共産党が主催するおまつりです。その第40回赤旗まつりが11月6、7の両日、東京・江東区の「夢の島公園」で開かれます。「日本の政治をどうする?」という政治問題から、一流の歌手らによる野外コンサート、そして全国の名品や物産がそろう全国物産模擬店など日本の新しいおまつりです。
政治が聞ける
日本共産党の志位和夫委員長や市田忠義書記局長、不破哲三社会科学研究所所長の話を生で聞くことができます。
中央舞台では7日、志位さんが記念演説。6日は市田さんが野球少年たちをリアルに描いた『バッテリー』などで有名な作家・あさのあつこさんと対談します。
不破さんは7日、メインアリーナ(東京スポーツ文化館)で「科学の目」講座「日本の政治史を読む」を開きます。
激動する日本と世界の政治と未来について、大いに学び、考える機会です。
そのほか、中央舞台では、パネル討論「沖縄と心ひとつに 基地問題の解決とアジアの平和を」(6日)、「どうなるくらし、どうする日本の経済」(7日)なども行われます。
共産党知らない人に
日本共産党の神奈川・県央地区の厚木青年支部では、「僕たちが日本の未来を変えるんだ!!」という独自のチラシをつくって参加をよびかけています。支部長の上岡健さん(36)=仮名=は「志位さんの演説も、青空寄席もコンサートも全部期待しています。日本共産党を知らない青年・学生にもどんどん呼びかけて、すてきな党だということを知ってもらいたい」と話します。
日本共産党の埼玉県北部地区では、青年後援会が独自にマイクロバスを貸り切った青年バスで参加します。
初参加の後援会長、小豆島啓さん(30)は「あさのあつこさんと市田さんの対談が楽しみ。うまいものを食べに行こうとみんなを誘っています。とにかく声をかけまくりたい」と話します。
アーティスト
文化プログラムはポピュラー、クラシック、民謡など多彩なジャンルから第一級のアーティストが出演します。ジャズ・バイオリニストの寺井尚子さん(7日)は初出演。沖縄音楽を歌い継ぐ普天間かおりさん(7日)の伸びやかな歌声も魅力です。
ご当地グルメ
秋田のきりたんぽ、宮城の牛たん、山形の玉こんにゃく、島根のあご野焼き、鳥取のカニずし、福井の浜鯖サバ焼き、イワナやアユの塩焼き…。全国のうまいものが大集合します。
フットサル
スポーツ広場では、フットサル大会が開かれます。会場は人工芝の専用コート。2面を使ってリーグ戦を行います。参加資格は中学生以上の男女。参加費は1チームあたり3000円と格安。個人での参加も可能です。申し込みは21日必着で、往復はがきで応募してください。
若者広場
なんでも言えちゃう場
若者広場では、青年が参加できるさまざまな企画を用意しています。
2日間行われる「LOVE&PEACEパフォーマンス」では、音楽、ピースリーディングなどを披露できます。ダンス、お笑いは7日の午後0時半からです。いずれも参加者を募集しています。
★オリジナル曲を披露★
さいたま市の松本哲平さん(26)はオリジナルソングを携えて参加します。「非正規で働いていたときは、笑い方を忘れて悲しい歌しかつくれませんでした。人は一人じゃないと、つながりを歌いたい」
★若手議員候補とワイワイ★
「高校生しゃべり場」(7日午前11時から)や「若者・政治家わいわい交流会」(6日午後5時から)もあります。来春のいっせい地方選に立候補する青年候補者やサポーターらの交流をする「青年議員・候補者・サポーター大集合」(6日午前11時から)には、市田忠義書記局長が応援に駆けつけます。
僕、立候補します
「困ってる人助けたい」
東京都目黒区議選挙に立候補する松嶋祐一郎さん(28)は、「高卒で契約社員で働き、大学に入り直して正社員になりました。ところが毎日16時間以上働かされて体を壊し、解雇されました。自分を責めていたとき共産党に出会い、青年の立場で政治をよくしたい、自分のように困っている若者を1人でも助けたいと先月、立候補を決意しました。赤旗まつりで全国の若い人と思いを共有して、がんばっていきたい」と話しています。
参加申し込み・問い合わせ先 〒151―8586 東京都渋谷区千駄ケ谷4の26の7 赤旗まつり事務局 03(3403)6111
お悩みHunter
夢は弁護士。給費制ないと困る
Q 高校3年の男子です。弁護士になりたくて、大学の法学部をめざしています。先日、駅前で、弁護士の人たちが「司法修習生の給費制」の問題で宣伝をしていました。わが家も母親だけの家庭なので、「給費制」が廃止されたら大変だと思いました。高校生にもできることってありますか?(17歳、男性)
署名運動いっしょにやろうよ
A あります! 11月から、司法修習生の給費制を廃止する裁判所法が施行されますが、これをストップさせる運動が弁護士会などを中心に急ピッチですすんでいます。
日弁連のアンケートによれば、司法修習生の半数以上が法科大学院在学時に奨学金や教育ローンを利用し、修習前に1人あたり平均318万円の借金をかかえています。
1年間の司法修習の後に裁判官、検察官、弁護士になる司法修習生は、修習期間中は就業禁止です。給費制廃止になれば借金はさらにふくれあがることになります。
そのため、経済的理由で法曹の道を断念する事態が広がっています。
お金持ちしか法律家になれないとしたら、人権のとりでである司法制度そのものがうまく機能しなくなる恐れがあります。
司法修習生は、司法制度を支えるという公共性・公益性の高い役割を担っています。市民の「権利の守り手」たる法律家の育成には、国が責任を持つべきなのです。
社会人を経て弁護士になった私も、現行司法制度で給費制まで廃止されたら、経済的負担のために弁護士にはなれなかったと思うのです。志をもつ誰もが平等に法律家への道が開かれるべきです。全国の法科大学院生や若手法律家などでつくる「ビギナーズネット」のHPで署名や宣伝・集会の情報が見られます。私も署名を集めています。あなたもぜひ運動に協力してください。
弁護士 岸 松江さん
東京弁護士会所属、東京法律事務所所属。日本弁護士連合会両性の平等に関する委員会委員。好きな言葉は「真実の力」。
■関連キーワード