2010年10月8日(金)「しんぶん赤旗」
普天間使用に抗議
嘉手納米軍F15訓練で宜野湾市長
沖縄県宜野湾市のイハ洋一市長は7日、米軍嘉手納基地(嘉手納町など)に所属するF15戦闘機が、先月22日から市内の米軍普天間基地で行っているダイバート(目的地変更)訓練に抗議する声明を発表しました。
ダイバートは、嘉手納基地滑走路の改修工事を名目に18カ月もの長期間行われるもの。声明は、普天間基地では日本の航空法が適用されず、米軍の安全基準さえ順守されていない実態を指摘し、「(ダイバート訓練は)緊急時のみ」との米軍の回答にも反するとしています。
また5日までの訓練期間中に100デシベル以上の騒音を27回も測定し、市民から「命にかかわる問題」などと悲痛な声が寄せられていることも示し、使用をいっさい禁止するよう求めています。