2010年10月7日(木)「しんぶん赤旗」

建設不況打開しよう

全建総連が定期大会

大門議員が参加


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(写真)あいさつする田村委員長=6日、秋田市内

 全国建設労働組合総連合(全建総連)の第51回定期大会が6日、秋田市内で始まりました。8日までの3日間の日程です。

 あいさつした田村豪勇委員長は、建設不況が続くもと、新設住宅着工戸数は80万件を割り40年前の水準に落ち込んだと指摘。建設従事者が最も多い時期から200万人減少し、500万人を割ったと語りました。

 公契約条例制定の取り組みでは、国への意見書が845自治体で可決され、川崎市、東京・国分寺市で条例制定の動きが進んでいると報告。リフォーム助成制度創設の運動の強化を呼びかけました。アスベスト訴訟の勝利と被害の救済、根絶へ全力で取り組むと語りました。

 運動方針を提案した古市良洋書記長は、「建設不況を打開して、生活危機突破の取り組みをすすめる」と強調しました。重点課題として、建設国保組合の国庫補助水準を守りぬくこととあわせて、公契約条例の制定、公共工事設計労務単価引き上げ、住宅の耐震改修・リフォーム助成制度を創設・拡充の運動に取り組むと報告。また、消費税率引き上げと大衆増税に反対し、応能負担の強化にむけた運動について提案しました。

 討論では、各県の代表から公契約条例の制定にむけた運動の発言が相次ぎました。

 来賓として日本共産党、民主党、自民党、公明党、社民党の国会議員があいさつし、共産党の大門実紀史参院議員が「建設不況の打開にむけて緊急対策が必要だ」と語りました。





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